局 所 治 療 



1. 消毒
一般的な創処置を行う。具体的には10% ポピヨンヨード(イソジン液)にて消毒後、生理食塩水にて洗浄を行う。 従来行われていた過マンガン酸カリ溶液やチオ硫酸ナトリウムによる洗浄は効果が一定していない。

2. 切開
早期、小切開が原則。乱切は、創傷治癒の点から否定的意見が多い。毒素は、受傷30分以内は牙根を中心に径2〜3cm以内に留まっており、 30分以内に切開しないとほとんど効果がないとする報告や切開しなくても予後に影響はないとする報告もある。 しかし、排毒という視点からは小切開は有用であり、またマムシ毒は6〜48時間まで局所に存在するという報告もある。

3. 排毒
局所の吸引は、受傷30分以内でないとほとんど効果はないとの報告もあるが、 切開後の圧迫・絞り出しを数時間毎に繰り返すと十分排毒可能との報告もある。脱血は平均治療日数に有意な差を認め、 可及的早期に1ml/kg程度行う。

4. 緊縛
緊縛しない例では、直ちに抗血清を用いても腫張の消退は遅れる。長時間にわたる緊縛は、有害無益である。

5. 減張切開
compartment syndoromeが発生しそうな場合行う。







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